

アイデンティティの
形成に終わりはない
目次
アイデンティティって何?
さらりと表現しますと、自分らしさではないかと思うのです。あなたはあなたが思う自己像に満足しているでしょうか。私の話をさせていただきますと、かれこれ24年前になります。私の人生が大きく変わり始めました。
思えば叶う あなたの思い通りの人生になる
この言葉を聞いてから、もうすぐ四半世紀が過ぎようとしています。長いようであっという間の私のジェットコースターのような24年間は、笑顔と涙で本当に眩しいぐらいワクワクした日々の積み重ねでした。
もし、この思考術を知る前の私と、知った後の今の私を比べてみることができたなら、外見、人間性を含めてアイデンティティはまったく違う人であり、同一人物と思えないぐらいの差であると思うのです。思考習慣は行動習慣につながり、あなたのすべてをコントロールしています。それだけで、ご想像いただけると思います。ただ一つだけ言えることは、素直な心さえあればいつでも、いつからでも変われることができると言うことを覚えていてくださいね。年齢、環境はまったく関係ありません。合言葉は、言葉の力を使ってさらりとです。
遠くの目標より近くの目標
人はとかく、先には大きい目標を立てたがります。10年かければ、成功できる!あの人ができたなら、私にもできる!と思えるのです。もちろん、人生のゴール、使命を見つけることは大切だと自覚しています。でも、本当のところは人生最後の日のイメージをするぐらいで良いかもしれません。なぜかと言うと、意外とその目標がブロックになることがあるからです。
私の憧れの方がこんなことをおっしゃっていました。
『3年ごとに、メルセデスの新車に乗り換えるって決めてたの。でも、3年後でなくてもいいのかもしれないわ。』もっと、自由でよいと言うのです。もしかしたら、本当は1年後にセカンドカーがあっても良いし、運転手さん付きになっていても良いと言うことです。
ですが、そこには大きなポイントがあります。その代わりに、日々の小さな改善と小さな挑戦に全力のワクワク気分で取り組むと言うことです。何か楽しいことはないかしら?何か素敵は発見はないかしら?何事もない1日をも、最高に幸せであると思えるほど、心が豊かであるかと言うことに至福を感じることができるかと言うことではないかと思うのです。今を見つめて、日々できることにベストを尽くすことは輝く未来を創っていくと言うことをおっしゃていたのだと思います。
毎日 退屈だと思っていた、ピチピチ24歳の私が不安そうな顔をしています。今、私が教えてあげたいことはただ一つです。あなたはあなたが思っていた以上に幸せになっているから、今日も笑って過ごせているあなた自身を愛して、これからもすべてに感謝をして過ごしてねと伝えたいです。
どこに行っても自分と道連れ
これはジョン・カバット・ジンの素晴らしい著書のタイトルです。これは文字通り、人はどこへ行っても自分と道連れだと言う意味です。
もし、私たちは別の場所にいたら・・・もっとお金があったら・・・別のパートナーだったら・・・別の仕事だったら・・・別の家だったら・・・別の環境だったら、もっと幸せになって満足するだろうと思い込むのです。いかがですか?
ものごとを悪い方に取る癖、すぐイライラしたり、くよくよしたり、すぐ怒って欲求不満にかられたり、無い物ねだりをする癖があるとするならば、その癖はあなたの行く先々についてまわるのです。もちろん、その逆も然りです。あなたがいつも幸せで愛と感謝にあふれていれば、どこへ住もうと、どこへ行こうと、あなたは愛と感謝にあふれた人たちと出会い、毎日幸せに暮らすことができるのです。
人生も自動車のように
人生はドライブと似ています。うちから外へ向かって運転するものだと認識するととても素敵なことが起こるのです。行きたい場所ではなく、今自分のいる場所に意識を向けると、たちまち穏やかな気持ちになるのです。そうなれば、どこに行っても、誰にあっても、その穏やかな気分がずっと持続しています。
『どこへ行っても自分と道連れ』これは真理ではないかと思うのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献・引用文献 小さいことにくよくよするな! リチャード・カールソン