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少ない努力で
自立する子を育てる方法

ニューヨーカーが絶賛した日本の工場

1970年代、日本の電気メーカーが始めた方法です。ニューヨーカーに掲載されたますます良くなるという記事でジェームズ・スロウィッキーはこのように書いています。日本の工場はリーン生産方式と呼ばれる方式を重視している。生産工程から職場の再設計まで生産であらゆる無駄を無くそうと、絶えず目を光らせている。だから、従業員は必要な工具を取る時に身体をひねったり、後ろを向いて時間を無駄にしなくて済む。その結果、日本の工場は効率的になり日本の製品はアメリカの製品より信頼性のあるのものになった。1974年のアメリカ製品の修理依頼は日本製品の5倍で、日本の従業員よりもアメリカの従業員が修理にかける時間は3倍という結果だったそうだ。これの戦略は、

『引き算による足し算』

というらしいのです。

無駄をなくして、結果を出す

日本の企業は、生産工程で抵抗となるものをすべてあらいだしてそれを取り除いたのです。無駄な労力を減らしながら、顧客や収益を増やしたのです。同じように、私たちのエネルギーを奪う抵抗を取り除けば少ない労力で多くを達成できるのです。片付けると気分が良くなるのはこのためなのです。成功者、豊かな人の家はスッキリと片付いていて部屋もきれいなのも納得できます。何がどこにあるかすぐ探し出せる、動線が考えられてストレスがないのです。これは抵抗をほんの少し取り除くことで結果を出す最大のポイントと言えそうです。もっとも、得意とするサービスや製品を見ると一段と理解することができます。
例えば、食品配送サービスは食品を買いに行く抵抗を減らす、マッチングアプリなどは交際相手を紹介してもらうという抵抗を減らす、自動車の相乗りサービスは街へ出る抵抗を減らす、Emailは手紙を送るという抵抗を減らすということなのです。無駄な抵抗を減らす努力をした日本のテレビメーカーは、できるだけ多くの工程を自動化、減少、簡略化できるように工夫したのです。

子育てに生かすには

日本が世界的に認められたこの方法を活かして子育てに応用してみると驚きの結果が出ると信じることができます。大事なのはできるだけ良い行動がしやすいように、良い環境を作ることです。良い習慣を身につけるためのコツとは、要するに良い習慣にともなる抵抗を減らし、悪い習慣に伴う抵抗を増やしていく方法を見つけていくことなのです。

自立する子に育てる環境を準備をする

今までとは違う、親が子供にできる環境を整えることです。今までは、良い学校に行けば、良い先生がいて、良い設備があり、良い友達がいると信じていました。ある意味では、今でもそうであるとも言えます。ですが、それは本人が自立と自律ができていてはじめて活かされることなのです。親が子供にできることは真の自立する環境を準備することではないでしょうか。人間の場合は自分をコントロールできるのは自分だけです。自分で考え、行動する力を身につけることが大事なのです。それに必要なことは自分で良い習慣を身につけることが最も効率的で継続的に続けていけることなのです。環境を準備するというパワーはあらゆる面で応用することができるます。

  1. 学校から帰ってきたら→お弁当箱を出し→手を洗う→おやつを食べる
  2. パソコンを開いたら→宿題をチェックして勉強する→明日の学校の準備をする

このように、まずは行動面の良い習慣を身につけるために親ができることは良い習慣を抵抗なく身につけていけるような環境づくりです。そのための、声がけ、勇気づけが必要なのです。幼少の頃は親が環境を作り、のちに成長を見ながら一緒に環境を整えるにはどうすればよいかを考えていきます。良い行動習慣は良い思考習慣を導きます。世界の成功者はとにかく良い習慣を身につける達人です。あなたにとっても最高の習慣になることは間違いないです。どうぞ、お試しくださいね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献・引用文献 福利で伸びる 1つの習慣 ジェームス・クリアー