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たったこれだけで
習慣を魅了的にする方法

セグロカモメの研究

今日は、有名な科学者の話からさせてください。きっと最後まで読んでいただけると腑に落ちると思います。1940年代 オランダの科学者ニコ・ティンバーゲンの行った実験によって動機についての理解が大きく変わったのです。のちに、ノーベル賞を受賞したティンバーゲンは北アメリカでよく目にする灰色と白の鳥セグロカモメの研究をしていました。セグロカモメの子どものくちばしは赤い小さな斑点があるのですが、卵から帰った雛が餌が欲しくなるたびにこの斑点を突く事に気づいたのです。
彼は実験のため厚紙で偽物のくちばしを作ったのです。体はなく頭部だけのものです。親鳥が飛び去った後、くちばしの模型を雛に差し出したのです。見るからに偽物だので、ひなはきっと拒絶するだろうと彼は思っていました。ところが、ひなは母親のくちばしの時の同じように赤い斑点をせっせとつついたのです。やがて、赤い斑点が大きければ大きいほど、ひなが激しく突くことを発見しました。

どの動物の脳にある行動のルールが組み込まれていて、誇張されたルールに出くわすと満点の星空のように輝くらしいのです。科学者はこれを超正常刺激と呼びます。セグロカモメのように大きくなった赤い斑点に激しく反応するように人間も誇張された情報に通常より強い反応するのです。

人間も同じ動物

人間の食欲にフォーカスしてにみます。ジャンクフードは私たちの欲求を最高潮にさせます。人間は何十万年も自然の中で、狩りをしたり食料を探しまわったりしたため人間の脳は塩と糖分と脂肪を重視するように変化したのです。食感のコントラストには特に弱くてフレンチポテトの周りはサクサク、中はほっこり、しょっぱくて、そのあとは甘いものが欲しくなる負のループになっています。マックポテトとマックシェイクの組み合わせが最高の理由も納得です。人間の脳は生き抜くために刺激を求めるのです。これは、人間の脳が5万年前からほとんど変わっていないので当然のことだそうです。現代は飽食の時代で暴飲暴食が人間の心身をボロボロにしていることは誰でも知っている常識にも関わらず・・・

欲求ホルモンのドーパミン

太古の昔にはなかった誘惑のジャンクフードに人間は惑わされてしまう現代社会です。きっとこれからも、もっと豊かになって行きます。今からお伝えする、これを知っている人と知らない人では本当の豊かさが変わってくるかもしれません。人間の古代から続く脳内システムを活用して良い習慣を身につけることができる人が豊かになる人です。あなた次第で、良い習慣のためにこのシステムを使うことができるのです。
あなたも既にご存知だと思います。ここ近年で有名になった幸せホルモンのドーパミン脳内物質です。このホルモンが私たちの欲求を熱狂させることも。ですが、ドーパミンが一番分泌されているときはいつだかご存知ですか?

たとえば

  1. 大好きなモンブランケーキを食べている (事中)
  2. 大好きなモンブランケーキを注文したとき (事前)

正解は 2 です。

食べているときよりも、人間は期待しているとき、待ち望んでいるときにこそドーパミンがたくさん分泌されていることがわかっています。いかに、人は期待してしまう生き物であることかがよくわかりますよね。

自分の成長に期待とフォーカスするだけ

このように、いかに目標設定とイメージすること(予定と予測)が、豊かになるために必要であるかも理解することができます。目標があり、よりクリアにイメージできたときにドーパミンが分泌されて、ワクワクの感情が湧いてくるのです。それが行動につながっていくと言うわけです。今、この瞬間にも鼓動が速くなっているのを私は感じます。最後に習慣を魅力的にする方法はズバリとお伝えします。

する必要があることと好きなことの習慣を抱き合わせる

する必要があること 部屋の掃除

好きなこと 掃除の後におやつを食べる

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献・引用文献 福利で伸びる 1つの習慣 ジェームス・クリアー