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自分から幸せになる子の育て方

自主性を持たせる

自分の責任でやる気を持ってやるべきことをやるのが自主性です。それには自分から進んで行動に移せる主体性の確立が必要なのです。小さな幼児にはまだ主体性はないものです。自主性も主体性も親が育ててやらなくてはならないのです。自分の発案で人に喜ばれることをする、人の役立つことをする、これが自主性です。

根っこを張るように

親はただ子どもの幸せを願い、心身ともに健康で豊かな生活をしてくれることを望んでいます。豊かさは心の表れです。そして、人としてのおきてを守り、まずきちんと規律を守らせる、社会のルールを学ばせることが重要です。才能を磨き、優秀であれば幸せになれるとは限りません。この荒波の社会で、自ら誰かのために役に立ちたいと思い、有名になり、評価もされているのに自ら大舞台から降りていく人たちもいます。私はとても切なくてやりきれないのです。人間は生まれてきたことが奇跡であり、命の尊さとありのままの存在である自分を愛せる人間に育てることがとても大事なのです。それは大木が大地に根を張るように生まれてから日々の生活習慣で育まれていくのです。

落ち込みは優雅にやり過ごす

世の中で最高に幸せな人にも不幸せな時だってあります。事実、最高に幸せな人にもそれぞれ憂鬱や、課題をかかえることもあります。幸せな人と不幸な人の違いは、落ち込む回数や度合いの深さではなく、その気分にどう対処するかで決まることが多いのです。自ら幸せになる人間はどのように対処しているのでしょうか。

ほとんどの人は逆を行き、落ち込んだ時は、落ち込んだことにどっぷり浸かり、原因を追求して犯人探しや理由づけに血眼になります。なんとか解決したいと、ドロドロ沼の深みにハマってしまうのです。穏やかで優雅な人たちを観察してみると、気分がいい時は感謝の気持ちで満たされているのがわかります。自分から幸せになる人たちは、気分は一過性のものであり落ち込みもやがて消えるという真意を知っているのです。ですから、時に落ち込むことがあっても慌てたり騒いだりしないのです。落ち込みに抵抗をしないで、受け入れてみるとすんなりと『なるほど。という学び』を感じていくでしょう。すると自然に、深呼吸をして明けない夜はないと笑顔を取り戻していくのです。

自分から幸せになる子に育てる

100%ありのままを愛された子は心に波風がたちにくいのです。美しい言葉のシャワーを浴びるとそれ以外の言葉が心をぐちゃぐちゃにすることを本能的に知っています。だから、自分で心を汚す言葉を使わない子になるのです。また、言葉が感情を動かしていることも体得しているのです。人は誰かにストレスを与えられたと思いがちです。でも、同じ状況で同じことが起きてても反応が違う場合があるように、人間の器で変わってきます。人間は習慣の生き物ですから、日々の言葉の使い方を含めて穏やかで優雅に過ごすお手本を子どもに示していけば良いだけです。

言葉の力は人を幸せにも不幸にもします。人間だけが使える魔法なのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考文献・引用文献.               七田式 子育て理論 36年の法則   七田 眞