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愛の中にルールがある

子どもの困ったを作るのは大人

ドキッとしますよね。うちの子は特性があるので仕方ないです。私にはどうにもできません。と言いたい方もいるかもしれません。でも、もし子どもを心から愛しているなら試していただきたいことがあります。失礼な!心から子どもを愛しているに決まっています。と思ったあなた。あなたにも言葉の力を使ってさらりと幸せになるチャンスはいつでもあるのです。

どこにでもいる困った子

お菓子売り場で、ギャーギャーと大声を出して床に転がってダダをこねている子がいます。次の日は屋根に登ってお布団を広げて昼寝をしています。今にも落ちそうで、お隣さんも驚いて母親に教えてくれます。え。そんな子がいるんですかと耳を疑いたくなりますが、何を隠そうこの私です。屋根から落ちたら痛いのは私ですが、怪我をしてしまう恐怖などサラサラない私は楽しいだけです。いつも困っていたのは、母であったことは確かです。でも、何度も同じことをくり返す子どもからのサインはただ親に甘えている、もっと私を見てというサインです。もちろん、大人は見ているに決まっているのです。でも、そこに子どもを納得させる対応が大切だと思うのです。きっと母も考えたと思います。姉と弟にはさまれた私がぐずぐずしてみたり、危ないことをして自己主張しているのだろうと気づいたのではないでしょうか。

ある日、母は困るのをやめたのだと思います。お買い物へ行く前に、毎回お約束をするのです。『今日はおやつは買いません。泣く子はお姉ちゃんと家でお留守番です。』母の真剣で優しい目に白旗を振ったと見せかけて、時々ダダコネを挑戦していたとは思います。ですが、その挑戦は無駄足と学ぶのにそれほど時間はかからなかったと思います。恐らく多動気味だった私ですが、間違いなく自閉症と診断されている息子と比べて私が思うことがあります。彼は私より100倍、1000倍も感情が穏やかでいつも幸せな子です。何が違うのでしょうか?

世の中のしくみ

息子と私の違いは一つだけです。彼は世の中のしくみルールをより早く知って生まれてきたのです。人間は小宇宙であるということも潜在的に知っていると思うのです。これが特性、個性のある子の長所であるとも言えます。胎教をしていた私は、日々日常のことをいろいろと彼に伝えました。自然や季節の話、健康と美味しい食べ物の話、なぜ信号の色が3つあるのかなど、世の中のしくみを潜在的に知っているので安心安全の中に生きているのです。

思いは一瞬で変えられる

潜在的に知っている、の意味を感じることはできているでしょうか。もちろん、上記に書いたことは生まれてからも何度もいろんな角度から伝えてきました。大事なことはあなたを愛している、からルールを伝えるということです。思いなのです。言ってもどうせわからないから、と思っていれば伝わらないのです。個性のある子は、いわゆる健常と言われている人間よりもシックスセンスをしっかりと働かせている超人と言えます。あなたの思い方で、驚く変化があると思います。できることにフォーカスをして、愛の中にルールがあることを伝えてみてください。伝える時に、いつでも胸に忍ばせておくのは忍耐です。人生100年時代ですから、時間はたっぷりあります。時間をかけて、愛の中のルールを伝えて行けば想像以上に幸せになることができます。もっと早く知りたかったと感動で涙が止まらないというあなたに出会えることを毎日イメージしています。愛と感謝のある社会を創造していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。