

天使が育つ環境づくり
ヒステリーを起こす子
特性があるなしに関わらず、あなたも幼少時期に泣きわめいている子を見たことがあると思います。なにを隠そう、私も泣きわめきどこでもひっくり返って足をバタバタさせていたんです。それは演技派女優のような泣きっぷりでした。今でもしっかりと記憶に残っているぐらいです。地元のイトーヨーカ堂のおもちゃ売り場のエスカレーターの前が私の舞台でした。通りががる人の熱い眼差しをあびるのが喜びでもあったかのように・・・(笑)
母の立場から考えれば、呆れるを通り越して恥ずかしい思いが溢れてくるでしょうね。また、上の子はこんな事はしなかったのになんでこの子はわがままなのかしら?と思ったそうですよ。でも、親も子も学び合うので『もう泣いても買ってくれないか・・・』と理解すれば泣く交渉法をやめる時期がいつかは来るのです。
ただ、普段からの対策でこの泣きわめき交渉をさせないコツはないものかと思いませんか。また、泣いている時の対応でぐんと成長具合が変わります。実践法のポイントをご紹介します。
泣いている子供への声がけのポイント
- 『落ち着くまで待ってるね』
- 『泣いていても、ありのままの〇〇ちゃんが大好きだよ』
- 『自分の気持ちと闘っているんだね』
- 『よく泣き止んだね』
子どもは自分の欲求を満たしてくれるかを試しています。その欲求が何であろうと、ただ子どもは愛されているかを知りたいだけなのです。ですから、子どもが泣いても怒ってもこれを伝えれば良いだけです。
100%愛しているただ、欲求はいつでも通るわけではないということを教える必要があります。ですが、ヒステリックに泣いて騒いでいる時に何を言っても話は聞けないので『待っているよ』と伝えれば良いのです。親も心のゆとりや時間がないこともあるかもしれません。偶然か必然か、子どもはそのような状況に限って泣いたり怒ったりして、駄々をこねたりしませんか。親心は写鏡のように、子どもはここぞとばかりに親の愛を試してきます。これは人間の持つ本能の交渉術でもありますね。ただ、ママパパが大好きなのでいろんな手段で実験をしているだけなのです。
それに対して、親が愛情とばかりに物や食べ物をぜいたくに与えることで愛を伝えてしまうと子どもは勘違いをしてしまいます。そのように勘違いをしたまま大人になると、本当の欲求がわからなくなってしまうこともあります。
事前対策のポイント
- 普段からお手伝いをさせて親から感謝の言葉をかける環境を作る
- ハグをしながら『大好きだよ』と一日10回以上伝える
- 事前に約束やルールを伝える
- 親子の約束は親がしっかりと守る
- 気分が落ち着いているときに一緒に対策を練ってみる
例)『パニックや怒ってしまった時があるよね。ママもあるよ。そんな時はママはお水を飲むことにしている。〇〇ちゃんはどうしたら落ち着くと思う?』子どもが落ち着きそうな案を提案して、一緒に考えてみてください。お気に入りのぬいぐるみをハグするなど、良いアイデアが見つかると信じて考えてみてください。
日々の生活では褒める機会を作って、子どもが気持ちよく過ごせる環境づくりをしていきます。すると、子ども自身ができることにフォーカスをしていき自信を持つことができるのです。特性があるなしに関わらず、人間はトレーニングをすれば必ず成長していきます。くり返しのトレーニングとイメージの力、言葉の力を使って親子で幸せになれるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。