

想像力に続く行動あってこそ
思わず『え〜っ!!!』と言いたくなる想像力の実験
想像力の力がどんなに強いものかを証明するための実験があります。違った色の液体を二つのスプレーボトルに入れてリスナーの前へ出します。そしてリスナーに向かって、一つはライラックの香水、もう一つの方はバラの精油を水に薄めて入れてあります。これであなた方の感覚の力を調べてみたいと説明します。
そう言ってから、リスナーに背を向けて、後ろになり、どっちのボトルか見えないようにして空気中にスプレーを振りまきます。そして今、まいたのはどっちのスプレーであったか当ててもらいたいとリスナーに問いかけます。ある人はそれはライラックだと言い、他の人はそれはばらの精油だと言います。もちろんどちらも想像で、とんでもない判断をしたのです。実のところ二つのボトルともまったく匂いのないただの水に、色をつけたのだと聞いて、みんなガッカリします。どちらのボトルにも香気などはさらさらなかったのです。
想像力の底知れない力
発明家、芸術家、科学者、建築家、起業家などは、みんな想像力を活用して仕事をしていることが納得できますね。それを考えると、想像力の底知れない力がわかると思います。
シェークスピアは
『道徳を身につけよ。もしも、あなたがそれを持たぬならば』
と言いました。この偉大な真理の深い意味を考えてみたいものです。道徳を身につけるというのは私たちが想像力を通して身につけるもののことです。私たちが、希望通りの人物になりたいと思えば。自分は将来そういう人物になった時の姿を心に描いて、そのイメージを消さずに持ち続けると、いつか実際にその人物になれるということです。私がいう思えば叶うとは、望みの達成であり、あらゆる面でつながりがあり、すべての人にとっての望みが叶っていくということです。ただ、何度もお伝えしたいのが棚からぼたもちのような、白昼夢を描いたりぼんやりと思っているだけでは効果もありません。
想像力に続く行動あってこそ
偉大な力を知ったとしても、私たちの人生における真の欲求を持つ人は、ごくわずかな人しかいないかも知れません。愚痴とストレスにあふれている社会。何かに怯えている人で溢れている社会と、不景気という言葉をよく耳にします。あなたのまわりの世界は?あなたはモヤモヤした日々ではありませんか?
私は24歳の時に潜在意識という言葉を知り、この思考術を知ってから私のまわりには私にとって感謝でつながる出会いしかありません。もちろん、私が未熟なために腹を立てることもあるし、イライラすることもありました。でもこの思考術があれば、時間と共に腑に落ちる感覚があります。歳を重ねた分だけ成長を実感しています。ですから、老いているという感覚より魂が成長しているという実感が湧いてきます。ということは、ストレスになるほど思い詰めたりすることがないということです。これは生まれ持った性格ではありません。誰もが身につけられるテクニックだと思っています。
精神も肉体も向上する努力をしようと思えば、すべての出来事が教訓となり魂の成長につながります。思考と想像力を日々の生活の中で楽しく膨らませていくと、私たちは目的のものを自分の方へ引き寄せることができるのです。私たちは読むもの、見るもの、聞くものなどに絶えず動かされます。その度に迷い悩むのです。それによって自分の欲求や価値もわからなくなり、心の中に思いを持ち続けることはたやすくないと思ってしまうかも知れません。
だから、潜在意識の奥深くに手が届くためには、思いを一点に集める合理的な技術をトレーニングする行動が必要なのです。人は人と一緒に学び続けることができるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。